Oct 19, 2008

祝!ご襲名 五代目 桂 米團治!! @新橋演舞場(東京都/新橋)

ポスト @ 22:58:08 | 落語・寄席

いやー、本当に、こんな華々しいご披露は、しばらくないのでは。

今、一番好きな落語家、小米朝 改メ 五代目 桂 米團治 襲名披露公演、新橋演舞場、にいって参りました。

全国33カ所(でしたっけ?)を巡業しますが、
初日の、京都南座、この新橋演舞場、そして、楽日のサンケイホールブリーゼブリーゼが、公演のキモだな、と。
楽しみにしてました。

なので、わざわざ、大阪の実家から、お着物を取り寄せて、行ってきました。


まず、開口は、桂吉弥さん。
今日は、「時うどん」。立川のちょうば君とは、別バージョンで。

春風亭小朝さん、は「桃太郎」
うーん。さすがに、アレンジ上手ですね。

ざこばさんは。前回と変わらず「肝つぶし」
ワタシは、ざこばさんの着物のさばき方が好きです。

桂春團治師匠!!!
うわー、っと、思いました。
久々に、お姿を拝見しましたが。確かに、お年を取られていらっしゃいますが、なんか、いい感じの枯れ方で、こりゃ、大店のだんはんが、遊び場で、人気にならはるなー、って感じです。
「いやー、だんはん、かわいいわ?」てな。
羽織の粋さは、ご健在。
「高尾」でしたが、妻を思う気もちに、せつなくなりましたね。

そして、口上は‥‥
南光さんが、司会にいらしゃいまして、にぎやかに。

マクラも、そうでしたが、春團治師匠の伝統的なご挨拶、
様式美で、いいなー。

東京からの 柳家小三治さん。
高座では、「道灌」で、ちょっとびっくり。
今日は、なんだか、調子が悪そうでした。
独演会のチケットを押さえてあるので、次回に期待です。

でも、口上の際に、ずらーっとお並びになる中で、
上方と江戸の違いを実感。
上方は、やっぱり、明るぅてなんぼ、ってうか、「がちゃ」が多い、けど、江戸って、「しゅっ」とした、粋さやね。

「笑かす」だけが、本業やないっていうか。

しゅっとした雰囲気。たたずまいのなかに、魅せる奥深さ。
分かりやすさ以外に、魅せる技術、佇まい、空気感。

そういう魅せ方があるんだなー、って、東京ライフ3ヶ月で、だんだん感じてきました。日々是勉強。

で、待ってました!!五代目!!米團治師匠!!!
本当に、伸びやかで、(ちゃんと技がある)素直な芸で、小気味よい。
悩んで、悩んで、精進して、突き抜けて、着地した時点が、ここなんですね。

今日は「蔵丁稚」をかけはりました。
雰囲気満点の新橋演舞場。
ちょうど、花道の横のお席だったため、絵がふわーっと浮かんできました。

ああ、楽しかった。
米團治さん、大好きです?(はあと)