Oct 14, 2008

その祈りにも似た、優しさ

ポスト @ 23:02:03 | お気に入り

三連休の新幹線を、なめてました。
まぁ、自由席に並んで、帰ってきましたが。

さて、ちょっとした記念のお品を作りたいと思っています。

縛りは「京都」。

いろいろ探ってみたのですが、ひとつ、良いのが見つかりました。
何が見つかったかは、これ読んでるひとにお配りする場合、わかっちゃうから、言わないよーん。

京都にいてる間に、お店に寄ろうと思ってましたが、
閉店時間で、泣く泣くあきらめ。

ででで!!!
そのお店が、今週、木曜日まで、恵比寿の三越に、いらっしゃってるじゃないですか?!!!
超ラッキー!!!超ラッキー!!!

で、本日は、恵比寿ガーデンプレイスに。


いらっしゃってた三代目さん(デザイナーの方)と、
結構、いろいろ、お話させて頂きました。

偶然、出会ったお店ですが、かなり、完璧。理想型。

「和」のデザインのモノなんですが、
そのベースになった、ニッポン古来のデザインの意味等も、
しっかり説明してくださいます。

美しい文化、だと思うんですよね。
吉祥文様。
絵柄に想いを込める

その祈りにも似た優しさ。

韓国の王宮・景福宮を訪れた際、特に、王妃の寝殿や中庭に施された長寿や、幸福の意味合いを込めた装飾に感動しました。

でも、ニッポンも、そう。
松、竹、宝尽くし、亀甲。

私たちの風土に息づく、おめでたい文様。
言葉以外にも、おめでたいものを、周囲にちりばめるって、
絶対、幸せ呼びますよ。本当に。

フィンランドの「マリメッコ」が好きで、
まだこんなに日本に入ってくる前に、わざわざヘルシンキまで、買いに行きました。

もともと、テキスタイル好きなんですが。
ニッポン人として。
その誇りと、大切にして行きたい事、そして、おしゃれ感。
その、三つが、ここのお品には、重なってます。


そして、ワタシは、「基礎」がない人は、好きじゃない。
基本のクラッシックを、自分の中に、きっちり入れてないと、
何をやっても、「我流」「亜流」でしかない。

本当に良いもの、とは、基礎の上に、積み上げられてこそ、
個性が際立ってくると、思ってます。

デザイナーさんは、まさしく。

おじいさんから代々、継がれているもの。
勉強されてきた事。
ご自身の好きなもの。
京都、という街の、風土。

全てが、ぎゅっとなって、混じり合って、溶け合って、
この作品なんだなー、って思いました。

良い出会いの1日でした。

京都に、感謝。