Apr 27, 2006

香りの記憶

ポスト @ 18:29:30 | お気に入り

香水を変えると、運が変わるという。

私のファーストフレグランスは、ランコムの「トレゾァ」。今、思うとあんな重い香りを、20そこそこのコムスメが、よくつけていたものだ。なんたる背伸びの恐ろしさ。当時、好きだったひとから、勧められたのが、この香り。

香りには、恋を運び、縁を結び、仕事を発展させる力があるという。

それから、しばらくは、クリニークの「ハッピー」が定番の時季が長く続き、おんなじシトラス系でグレープフルーツを搾ったような、天然香油の、パームツリー「パシャ!」に。

グッチの「envy」やラクロワの「オー・フローラル」、アナスイの「スイ・ラヴ」も、たまに、香らせてみた。

男性の「オールドスパイス」が好きな時季もあった。さすがに、自分ではつけてないけど。

憧れているのは、ランコムの「ミラク」。自分の人生に奇跡をおこしたいときに、ととってある。

最近、手持ちの香りが重く感じる。ラストノートに、ガマンができなくなるときもある。

香りは、その印象に見合った、運を運んでくる。

自分自身に、重い運気を支える体力がないのか、 それとも年と共に、香りでカヴァーしなくてもよくなってきたのか。

「新しいものがほしい」と思ったことは、何度もあるけど、 「変えたい」と思ったことは、初めてだ。

最近はまっているプロヴァンスの香りを集めたロクシタンで、思い切って香りを変えてみた。

今の生活に不満があるわけじゃないけれど、 香水を変えると、運が変わるという。