May 01, 2011

猛抗議!

ポスト @ 23:33:23 | ドラマ・テレビ

最悪な気分です。
最低なテレビ番組を見ました。

「世界の果てまで行ってQ」

チャンカワイが海に潜って、ハナヒゲウツボとクマノミなどを捕獲して、 水族館に委託し、
行ってQ水族館なるものを作ろうという企画です。


ダイバーは、海中で、そこにある何ものも破壊してはいけません。

海中では、珊瑚に触れないよう、腕は常に組んだ体制。
器財類も、ぶらぶらして、珊瑚などを傷つけないよう気をつけます。

触らないよう、グローブ着用を禁止している海域もあるくらい。


魚を捕獲なんて、言うに及ばす。

とっていいのは、写真だけ、とは、登山と同じです。

「地元のエージェントと協力して」という免罪符のようなセリフがありましたが、
画面上、捕獲したのは、あくまでチャンカワイです。

誰が真似するかわかりません。


もちろん、水族館に魚を卸す業者があるのは知っています。

でも、誰が観ているかわからない、影響力のあるメディアで、魚を捕獲したのは、チャンカワイです。


クマノミは、ニモブームで乱獲が大問題になり、
今、ペットショップで売られているものは、ペットショップで繁殖したものと明記されているほどです。


何年か前、朝日新聞の記者が珊瑚に落書きをして、それをいかにも他のダイバーがやりました的な報道をしたのと同じレベルのモラルハザードです。

これを受け入れた水族館も、信じられません。

奇しくも、今日、その水族館に行ってきました。

人間の勝手で、自然から切り取られ、不自由な思いをしている魚たち。私たちは、十分な敬意と理解を示して、水族館を楽しみ、魚の世界に触れ、自身の世界と見識を深めるのです。

命を粗末に扱い、海のモラルを守らない行為を助長するのが、水族館の仕事ですか?

水族館だからこそ、
生き物の命に敬意を払っている、と思ってました。

水族館だからこそ、人間のエゴで連れてこられた生き物の尊厳を守り、敬意を払い、愛情を持って接していると。

テレビ局も、制作も、水族館も余りにも、お粗末です。

明日、日テレと、八景島シーパラダイス、に抗議の電話を入れます。

連れていったバリのダイビングサービスを回答してもらって、パディに通報です。
酷すぎる。