Feb 23, 2011

びっくり箱より、愛を込めて

ポスト @ 19:19:59 | お仕事日記

はぁ。疲れた。

昨日の事故の話。

遅延。(こー書くと、あんまり大したことないな)

まぁ、簡単に言うと、目の前での、高速バス、大型トレーラー、トラック等四台が絡む、
レスキュー出動の大事故による、高速通行止め。
人が挟まれて動けず、
救助に四時間。

その後も、のろのろ。
私は大阪で朝からの仕事。

いつもの仕事ではない、わざわざ「これはよしみしか適任がおらん」と、無理を押して呼んでくれた現場での遅刻(未遂)。

クライアントさんには東京在住も内緒。

今考えても血の気がひく思いです。心臓止まりそう。
ドキドキが止まりません。

「浜松インター付近で、すでに4時間遅れ。復旧の見通し、
まったくたたず」と車内アナウンスがあったのが、午前四時。

起きぬけをものともせず、
ここは、放送人の特長を発揮して、冷静に判断、交渉、
それ以上に、運転手さんが神!の素晴らしい判断で、助けてくれました。

だから、全く目処が立たない中でも、最後は上手くいくっていう根拠のない自信が、かすかにありました。

下ろしてくれた場所が、いい場所で、(新幹線の駅から車で15分)
運転手さんは、タクシーの電話番号まで調べてくれて、

最終的には、オールオッケーの結果オーライ。
浜松から始発の新幹線を乗り継いで、
オンタイムで大阪に到着。

「便乗させてください」と、
就職活動中の大学生ちゃん、(9時40分から、淀屋橋で第一希望の会社説明会だったんだって)、
クライアントに会う約束の営業ウーマンさん、
めったに時間がとれない師匠の面談に行く、臨床心理士さん。

みんな泣きながら、茫然自失やったけど、
諦めるしか方法はないと思ったのに、と、
段取りしてくれてありがとうございます。一人じゃ無理でした、と、感謝されましたが、
(みんなで健闘を讃え合いお別れしました)

今回は運転手さんが神でした。

早速、バス会社のお客様センターにお礼を入れました。

あの状況で、素晴らしい運転手さんにより最善を尽くせたこと、
直接、事故に巻き込まれなかった事が、この上ない幸せです。

昨日の夜には、ネットにも結構事故の情報があがってて、
12人が搬送、重傷者もでる大事故だったようです。
高速バスの前面が、ぐちゃぐちゃでした。

フリーランスの人間にとって、
何がどうであれ、遅刻や欠席は、仕事人生をまるまる失うこと。
生きてる限り、現場には、オンタイムでいなければいけません。

電車がとまろうが、事故がおきようが、
インフルエンザになろうが、骨折しようが、
ヒッチハイクしてでも、現場に入らなければ。

数々の怪我や病気のアクシデントを潜り抜け、
職務を全うし、地道な信頼関係を築き上げ、
やっとここまで関係を築いてこられた私にとって、
今回、もし、うまくいってなかったことを考えると、
ほんと、血が凍る思いです。

新幹線のなかで、みんなで順番に着替え、メイクし、(他のお客さんには、不思議に映った事でしょう。。。)
しれーっと、打ち合わせ場所に行きました。

ほんとうにほんとうに、生きた心地がしなかったのですが、
冷静に対処できたことは、自分をほめてあげたい。

今まで、焦って焦って、自滅したり、自家消化して、消耗しきって、
くたびれ果ててしまうことが大きかったのですが、

とりあえず時間につけばいい。
夜中やし、今、ばたばたしてもしかたない。
リミットの時間をみて、冷静に判断していこう。
お尻の時間から逆算して、冷静に動いていこう、
それまで、音楽聴いて、テンションを温存しようと、判断できたのは、

野球の試合を見ながら、ピッチャーの心理を解説してくれたオット様、や、 杉内やダルビッシュなど一流の投手の心持ちを学んで、
自己に投影できたことが、大きいです。

大局から判断しつつ、今、なにをやるべきか、を冷静に判断する。
今回のアクシデントで一歩前に進めたと思います。

今までの人生、こういう結果オーライのアクシデントに見舞われると、 その後、いい事があるのが、私の法則。

今後、どんなことが起きるのか、自分に期待したいと思います。

ほんと、心配かけてごめんね。

ありがとうございました。

しかし。
人生、いろんなことが起こるのね。
びっくり箱。