吉見由香 公式サイト

1.17ですね。

１６年前ですか。

私は大阪ッ子なので、自宅を始めそんな直接的な被害はなかったのですが、
大学が西宮だったので、色々ありました。
実際に命を落としてしまった後輩もいます。

去年の震災のドラマでのリアルの映像は、やっぱり観られませんでした。
つらいです。

大学の友人や、東灘どまんなかで被災したオットは、笑い話で当時の事を話しますが、相当、悲惨だったようです。

ニンゲンは、あまりにも悲惨な状況だとリミッターがかかるらしいです。

私は、震災後、分断された電車をパーツごとに乗り継いで、Sun-TVで、震災復興番組「がんばろう！神戸」のリポーターをやらせて頂いていました。

まだ学生だったから、うまく仕事はできなかったけど、復興支援で色々な場所を取材しました。

いろんな光景が目に浮かびます。

でも、市井の様子が、私が一番観たかった、感じたかった事。一番大切と思った事。

これは、9.11の様子をリアルタイムで知らせてくれた、当時ニューヨークに済んでいた友人のよる所にも大きいです。

結局、今、私がラジオの仕事にこだわるのは、ここに理由があります。

震災が人生の転換点になった人は多いと思います。

震災の日に寄せて、何かアクションを起こすことはできませんが、
震災を忘れない事、
自分の人生へのフィードバックを思い出す事で、
この日を過ごそうと思います。

ただ、被災者であるオットが、毎年この日は、犠牲者の為に弔い杯をあげるのですが、
今日は、明日の健康診断で絶食なので、なみだなみだです。