Apr 03, 2012
衆議院議員 小野寺五典氏 記者会見
嵐です。
にも関わらず、自由報道協会主催の記者会見の司会に行ってきました。
小野寺五典氏は、津波で大きな被害を受けた南三陸町周辺地域を含む宮城6区の選出で、震災1年を経ての現状や、見えてきた課題などをお話し頂きました。
台風を超える荒天の中だったので、会場は正直、少なめな人数だったのですが、
ニコ生の中継では、18000人ほどの視聴があり、関心の高さが伺えました。
非常にお話に気持ちを感じられつつも、論点をクリアにされる方で、
会見は、終始いい空気で進みました。
その中で印象に残ったことを。
「マスコミは、いい話を取り上げたがる」
これは、報道の末席にいるものとしても、非常に耳が痛く、
反面、イチ視聴者としては、とても納得のいくことば。
なので、地元の声を背負っている氏のような方が、直接、発信できるのは、非常にいい機会だな、と。
もし時間があったらつっこもう、と思っていた私の質問の答えのような回答が、これ。
「忘れられるのが、一番つらい。復旧、復興はまだ終わっていない。
忘れ去られた、と思わせない様、心を、そして、経済が回る様、消費して下さい。」
震災に関して、一人一人がどうやって向き合っていいったらいいか、その答えが込められた回答だったと思う。
シンプルなことこそ、ホンモノなんだと思う。
震災の事を考えようとすると、がれき処理問題を始め、政治的な側面に巻き込まれてしまったり、
放射能汚染の問題と絡んできたり、どうしたらいいのかなー、なんて思っていたのですが、そーだ。それでいいんですね。
氏のお話を聞いていると、復興資金の話とか、放射能汚染の稲わらのもんだいとか、フツーに考えて「なんでそーなるの?」という問題も多い。
もちろん、政治の話は多面的だから、他の側面からの意見を聞いたりする必要はあるんだけれども、それでも、ね。
ほんと、国家ってなんなんだろう。
家に帰って、色々考えてると、被災地の地方分権の動きはどうなっているんだろう、なんて思い出した。
大阪では(その仔細の賛否は置いといて)、維新の会の存在感は大きいし、
東京でもその議論の声は大きい。
東北に関して(先週は岩手に行ってましたが)、本当に厳しい土地。
冬の環境の悪さなんて、ねー。
だから今まで、中央からお金を引っ張ってきて、なんて言う構図が極めて強く存在してたんだろうけど、
もう、そんな時代ではない。
橋下大阪市長が、消費税の使途に関して、既存の枠組みを超えた案を提案したけど、それくらいの勢いで、新たな構図を描ける、東北の旗手的な人は、どうなんだろうか?
なんてこと、考えてました。
なんにせよ、秘書もつけずに、お一人でいらっしゃって、
とてもよいお話を時間を延長してお答え下さいました。
衆議院議員 小野寺五典氏。
さらなるご活躍を期待しております。
南三陸町の大漁旗タオル、買いましたよ。
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