読書ブーム。

5月の低空飛行な精神状態から、繁忙期を経て、またブーム。

こないだ番組でも話したんだけど、読書ブームの時は、何か悩んでる時。

今はねー、現実逃避かな。

最近読んだ本。

課題図書以外に

「ハーバード大学ケネディスクールでは何を教えているか」杉村太郎

「日本人の美意識」櫻井よしこ

「日本辺境論」内田樹

「街場のメディア論」内田樹

あ、師匠の「絶対内定」も読んだな。
これ、最強のビジネス本。就活学生以外にもおすすめです。

うぉ…、かしこ本、ばっかしやん。

てなわけで
気晴らしに、「ラットマン」道尾秀介を読んでみた。

直木賞作家さん。
音楽畑が長いので、バンドとかスタジオとかが舞台だと、手が伸びる。
道尾氏は、いっこ下のオトコマエ。

いいねぇ。

読後感。

切ない。
切なさのストーリー。

しかも、潔くない切なさ。

だから、ある意味救いがない。

でもなんだか登場人物に素直に感情移入できて、それが切なさを倍増してる。

ああ、優しさのかけらもない私には、無用の心配やけど、
こんな切なさに襲われたら、生きていかれへんわ。わたし。

しかし、「切なさ」っていう気持ちのカテゴリーは、おかしみ、と同じく、大事にしたいと思ってます。

うーん。まだ、胸が痛いね。

道尾さん、また買って来よう。