Aug 31, 2012

里アンナさん

ポスト @ 20:58:16 | 音楽について。

私の両親は、奄美大島の出身です。

奄美大島といえば、最近でこそ、元ちとせ、中孝介、カサリンチュ、我那覇美奈など、多くの歌手が出てきて、歌の島として有名になりましたが、

その昔は、薩摩からの圧政、アメリカ占領を経て、それはそれは、極貧の島、だったそうです。

だから、さとうきびの畑仕事をしながら、大島紬を織りながらの唯一の娯楽が、歌だったそうで、琉球とも違う、切ない曲調の奄美の島唄が発達しました。

おじさんが、島唄の有名な唄者(うたしゃ)だったり、父が三味線をひいていたりで、島唄は身近な存在だったのですが、痛すぎて最近迄、まともに聞くことはありませんでした。

師匠の杉村太郎さんが、奄美を訪れたとき、島唄を聞き、「壮絶だよね」と語られていました。

そんなこともあって、最近では、わりに聞くんですが‥…。

島唄の有名な唄者 里アンナさん。

今回のオーディションで「レ・ミゼラブル」のフォンティーヌ役に合格されたそうです。

素晴らしいです。

島唄の持つ、壮絶さ、悲壮感、切なさをベースにしたフォンティーヌ。

素晴らしくない訳、ないです。
今までのどんなフォンティーヌとも違った、アンナ・フォンティーヌ。
絶対、里さんの回に行こう。

レミ.jpg


しかし、どうしてわが家に、唄の才能が発露しなかったのか、、、、これが本当に悔やまれる。

生まれ変わったらでいいから、唄の島 奄美大島を自慢できる様な、唄の才能を神さま、お願いします。


ただ、一点だけ。
島唄の特徴は、裏声なんです。
裏声は、エモーショナル。感情をダイレクトに揺さぶります。

私も、換声点ぎりぎりで話すくせがあるので、これは奄美の特徴といえるかもしれません。
母親の発声をずっと聞いているからね。

アナウンサーには禁じ手の発声で、すごくコンプレックスでしたが、今では、とても気に入っています。


あ。
里さんのリンク。
里アンナ 公式ブログ http://www.pacificmoon.com/anna/
唄も聴けます。
鳥肌ものです。

ライブ、行きたいな。

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