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ひとり言

テレビがこだわっているもの

今日の夕食の話題は
「テレビって、結局、何にこだわってるんだろうねー」
なんて事でした。

事の発端は、レンジャース ダルビッシュ投手の記者会見のVTR編集。

詳細は割愛しますが、
局によっては、編集が恣意的に感じられる。

「それって、ダルビッシュはそんなこと意図してないよね」と思う事が多い。

そこだけ抽出したら、表面だけみたら、全く別の感想を持ってしまう。

編集の際、一番キャッチーなところを抽出するのはフツーのことで、
前後とかあまり考えない事も多かったり。
尺の制約によってそこ優先とかも。

怖いねー。なんか違うよねー。

そこで、思い出したのは、元 日テレの永井美奈子さんの昔のブログ。
永井さんが大学院で学ばれていたときの修士号の口頭試問にて。

詳しくは失念しちゃったけど、口頭試問に際して、テレビマンの手法を最大限に生かして、いかに事象をシンプルに削っていくか、センセーショナルに、印象的に訴えていくか、で、乗り切った、と書いていらっしゃいました。

あ、そっかー。「テレビの手法」かー。と。

もちろんバブル華やかなりし頃のお話だと思いますが。

それをやりすぎちゃったから、
みんなテレビを見放したんだろうな。
テレビって、見てて疲れるもんね。
(あたしが言うな)。

情報量が多く、刺激性が高いテレビに於いて、
簡単、わかりやすい、柔らかいものばっかり食べていたら、
そりゃ、社会は破綻しますわな。

もちろんしゃべり手として、「コンパクトかつインパクト」は重要なテクニックの一つではありますが、
全体を見て、その落とし穴にはまらないようにしてかなきゃね。

疑え、疑え。
もっとそこに何かないか、もっと疑え。

5月3日

朝日新聞 阪神支局 小尻記者銃撃事件に関して、Twitterで偶然知ったんだけど、
朝日新聞では、地方局で鍋を囲む際、すきやきはしないんだそう。

5/3、その時、みんなですきやきを囲んでいたから。

朝日新聞の去年まで阪神支局にいらした方が、ツイートしてました。

すごく衝撃的でした。

社会の現実を、事実をことばで伝えるという仕事に、ただひたすらに打ち込んでいる人たち。
不条理以外なにものでもありません。

あれから言論空間は変貌しました。
震災以降、社会に広がる言説も、その受取り方や解釈の仕方も、大きく様変わりしたと思います。

異なる意見の人を全否定することは、自分の中にもないか。

そんなことを考えてしまいました。

 

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