予告編を見て、どうしても見たかった映画。
あたし、コスチュームドラマ(まあ、いわゆる時代劇)大好きなんです。
しかも、これは、マリー・アントワネットもの。「ベルバラ」に加え、昔、少女文庫的なシリーズで、ツヴァイク著「悲劇の王妃」を、かなりリピしてました。
今ならどんどん新しい本買っちゃうけど、昔は、そんなお金ないから(もちろん、お小遣い制だし)、気に入った本は、何度も読むのね。いいよね。

「身代わり」がキーワードだったから、てっきりアントワネットの身代わりかと思いきや、、、ふーん、そうなんだ。
あれ?これって、フィクション???

実際のベルサイユ宮殿を借りて(レンタル料が、ばか高だったそう)撮影したらしく、めちゃくちゃ豪華、かつ全てが自然。
主役のレア・セデューも本当にすてきな女優さん。表現が繊細。ヌードシーンとか画がきれいで、女子でも、一瞬でもどきどきしました。
そして、王妃役のダイアン・クルーガー。
フランス人ではない役(オーストリア出身の王妃)なので、外国人の女優を使いたかった、と監督。オーストラリア出身のダイアン・クルーガーの起用ですが、これがまた、美人かつ雰囲気があるんだなー。
後半の王を見送るときの青いリボンのドレスも、お似合いで、とっても印象的でした。

ストーリーはシンプルな分、コスチュームドラマの王道をいく、細部の美しさにこだわった、すてきな作品でした。
残念だった事は、前の席のひとが本当に大きくって、153cmの私は、両の肘掛けに手をかけ、半分中腰で見ていました。疲れたー。まあ、映画には関係ないけどさ。