東宝 日生劇場 3月ミュージカル「屋根の上のヴォイオリン弾き」の稽古場イベントに参加させて頂く機会がありました、

取材じゃないよー。
一般参加者として応募したら、当選した。

三日間の告知で、応募総数1000人だったそうな。ラッキー。

ミュージカルは「レミゼラブル」オンリーなんだけど、(レミはほんと、特別)
ちょっとは他の作品も観ておいたほうがいいよなあ、と名作「ヴァイオリン」もチケット入手。

(最近「ラ・マンチャの男」と「シラノ」みたくらいだけど。あと、大竹さんの「ピアフ」ね。あと四季をちょろっと。)

てな訳で、ヴァイオリンに関しては、全くの予備知識なしでの参加。

明治座の森下スタジオで行われたイベント。

演者さんが、ひとりひとり、紹介と共に、稽古場に入ってこられる時、

ぱぁーっと空気が変わる!

そう。舞台役者のこの存在感!
素晴らしいよね。

この存在感が、舞台からの空気を支配するんだなぁ。うっとり。

アンサンブルとは家、宝塚出身の方の立ち居振る舞いが、抜きん出てる。良くも悪くも、と言われるタカラヅカテイスト。しかしすごいよ。舞台では、やっぱり美しいもんね。

教育が違うんだな。
心底、舞台人だ。すごい。

市村正親さん以外のキャストさん総出で、まずオープニングシーン。

うわぁ。
手の届く距離で、お稽古着の演者さんたちが、動く!歌う!

マイクなしの生歌だよ。

でもでも。
圧倒された感じではないのは確か。

いつも先生が、「ボリュームじゃないよ、響きだからね」とおっしゃってた事は、なるほど、この事か。

美しくて、豊かなんだけど、圧倒されないの。大きさではないのね。

本物に触れる事は、重要。

演出家の方が、細かいことも解説して下さって、なるほど、ふむふむ。
演技や演出の意味、意図も理解出来ました。

そして、ハイライトの結婚式のシーン。
歌唱指導の先生による「一緒に歌おう !にわかアンサンブルコーナー」。

知らない歌ですが、シンプルな歌なので(多分、楽譜見ると、とんでもなくむつかしいんだろうな。シンプルなんて、勝手に言ってろよー、て感じですが)、
一緒に、声出して参加。

「サンライズ サンセット」

あぁ。もうこれだけで楽しいよ。
ってか、涙が浮かんできて、大変。
感動した、とか、超えてる話。

なんで、学生の頃、合唱コンクールとこか、音楽の授業とか、楽しくなかったんだろう。

「歌は、訴えるだ」と、昔、取材した指揮者の方が言ってらしたけど、
まさにその通り。揺さぶるよね。

と、この2シーンを見せて頂いて、プリンシパル達による簡単なトークコーナー。

真島さんのリードで、ふんわり楽しく過ごしました。

なんだろ。
お稽古場って、もっとビビるかな、と思っていたけど、以外にそんな事なく、でもとにかく、すべてが興味ぶかく。

ミュージカルのお稽古着って?
靴は?
稽古場ピアノはどーなってんだ?とか。

目を皿の様にして、全てをガン見してました。

そーゆー意味では超貴重。
面白かった。

実は、「ヴァイオリン」、千秋楽のチケットを持ってます。

俄然、楽しみになってきた!

来世には、本気でお稽古して、あのお稽古場で、バミリの向こう側にいられます様に。