今日は、ひまわり忌です。
と、勝手にネーミング。
師匠というか、恩人というか、なんて形容していいのかわからない大切な人の命日です。
お葬式に飾られたひまわり。
海。
奄美大島。
嵐。
雷。
彼の人を思い出します。
「留学決まったんだ」と、ハーバードに行く前に、わざわざ京都にきて下さいました。
そして、神様のお導きのように去年、再会しました。
もう、病身でした。
動かない身体に悪態をつきながら、ぎりぎりまで私に向き合ってくれました。
「由香さん、これからだから」電話をくれた三週間後、息をひきとりました。
その言葉の魔法に、私はかかっています。
自分の未来を信じられる気がする。
だからこそ、私の回りにいる人達に、少しでも明るい毎日、明るい未来を信じさせてあげたい、と思う。
今日は、今読んでいる、原発関係の本を少し閉じて、太郎さんが編集した「ハーバード ケネディスクールでは何を教えているか」を紐解きました。
「この国を変えよう」
太郎さんの声が蘇ります。
どう変えたらいいのか。
教えてくれなかったのは、自分で考えなさい、との宿題ですね。
そして、また初めてあった時のようにシュラスコを食べに行こうという約束も果たしてない。私は、ありがとうも言ってない。
だから、私は、最期のお別れはしなかったんだ。棺を外で待っていた。
私の記憶を、太郎さんの笑顔で留めておきたいから。
お陰で、今でも、サイコーにオトコ前ですよ、と泣き笑い。
約束は絶対果たす人。
だから、次生まれ変わっても、
また近くに居させてくれるはず。
それまでは、あなたの本と教えと記憶と共に、まっすぐ前を向いて、恥ずかしくないように生きていきます。
そして、次逢ったら「由香さん、またいいお姉さんに、なったねー」と笑ってください。
杉村太郎さん 一周忌です。
泣かない、泣かない。
あの人、べっぴんさんが好きだったからね。