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距離

仕事を終えて、ちょっと思う事があって、有楽町のおされカフェで考え事。

以下、考えた事の覚え書き。
ラジオって「距離」の取り方が重要だと思うのね。
「個」 対「個」になってはいけないと思う。これは「パーソナリティ」対「パーソナリティ」もそうだし、「パーソナリティ」対「リスナー」もそう。
ラジオって、テレビより個人的なメディアであるから、スタジオはリスナーと個人的な関係を結ぶべき、と反論がきそうだが、
それとこれとは、なんだろう、意味合いが違うの。

どちらの関係も、ガップリオツに組んじゃだめってこと。
スタジオ内で、演者同士の関係で言うと、ガッツリ組んじゃうと、「リスナー」を置いてきぼりにしているってこと。
演者とリスナーが個人的な関係を結んじゃうと、「それ以外のリスナー」が入れない、ってこと。
「あなた」に語りかけるメディアではあるんだけれども、あくまで「公共空間」、マスメディアだと言う事を忘れない事。
“プロ・インタビュアー”吉田豪さんが話す「読者に突っ込むスキを与える」と同じ感覚かな?

個人的な事を、どうパブリックに共有できるよう広げるか。
パブリックな事を、いかに個人的経験として共有できるよう落とし込むのか。
突き詰めれば、シンプルなこの二つ。

今、毎日、OAにのっている身としては、常に頭の片隅にリスナーの存在を書き込んで、話す様、心掛けています。
今日は、番組の事でとてもショックな事があって、しばらく落ち込んでましたが、自分がそうしていること、逆にそうしないことは、この考えからだ、と結論がでました。
頭の整理ができました。
逆に、考える機会を与えてくれてありがとう。

 

おもてなしのココロ

今日のミネスタ、ゲストに、「国際野点協会」の松浦ひかりさんをお迎えSHまHした。

お茶って、ほら、いろいろ決まり事があって難しそうじゃないですか?
京都にいたころ、取材の関係で、ちょこっと勉強しましたが、ちんぷんかんぷん。
好きな都をどりを見に行っても、なんのお作法も知らず、飲んで、はいおしまい。

スタジオでお茶を立てていただく、と聞いて緊張しました。
が!ちょー簡素。
お道具も必要最小限のものだけ。
私が、感激したのは、なんと、そんな簡素なスタジオ野点?なのに、ちゃんともろもろ仕込んで?用意して下さったんです。
亭主としての役割を持つ、松浦さん(つまりは主催者ってこと)の装いは、クリスマスをテーマに、朱のお着物、グリーンを差し色に、金の帯。
そして、お花はクリスマスブッシュ。
そしてそして、なんと、お菓子がオーダー!おあつらえですよ!オリジナル!
2種類ご用意下さって、1種類は「峰の雪」茶色の生菓子の上に白が。
そしてもう一種類。まるっと緑のタマ。
なんだこりゃ、と思っていたら、「あ!ドラゴンボール!!」
うわ、龍が握っている3本の爪もある!すげー!!
正客に合わせたお菓子。
ひとりで、大興奮!主客より、大喜び!!

今回は、ホントウに簡易なお茶席でしたが、これって、おもてなしの心、神髄だと思うんですね。
相手に喜んでもらう為、相手の事を一生懸命考えて、想像して、準備をする。
歓迎されてる、って思いますよね。
いやー、ニッポン人ってすごいな。

書道、華道は、わりとしっかり修めたんですが、茶道、ちゃんとやりたいんですよね。全てを含んだ総合芸術ですもん。
しかも、しぐさが美しい。洗練の極み。
お茶、やりたいなー。

 

映画「マリー・アントワネットに別れを告げて」

予告編を見て、どうしても見たかった映画。
あたし、コスチュームドラマ(まあ、いわゆる時代劇)大好きなんです。
しかも、これは、マリー・アントワネットもの。「ベルバラ」に加え、昔、少女文庫的なシリーズで、ツヴァイク著「悲劇の王妃」を、かなりリピしてました。
今ならどんどん新しい本買っちゃうけど、昔は、そんなお金ないから(もちろん、お小遣い制だし)、気に入った本は、何度も読むのね。いいよね。

「身代わり」がキーワードだったから、てっきりアントワネットの身代わりかと思いきや、、、ふーん、そうなんだ。
あれ?これって、フィクション???

実際のベルサイユ宮殿を借りて(レンタル料が、ばか高だったそう)撮影したらしく、めちゃくちゃ豪華、かつ全てが自然。
主役のレア・セデューも本当にすてきな女優さん。表現が繊細。ヌードシーンとか画がきれいで、女子でも、一瞬でもどきどきしました。
そして、王妃役のダイアン・クルーガー。
フランス人ではない役(オーストリア出身の王妃)なので、外国人の女優を使いたかった、と監督。オーストラリア出身のダイアン・クルーガーの起用ですが、これがまた、美人かつ雰囲気があるんだなー。
後半の王を見送るときの青いリボンのドレスも、お似合いで、とっても印象的でした。

ストーリーはシンプルな分、コスチュームドラマの王道をいく、細部の美しさにこだわった、すてきな作品でした。
残念だった事は、前の席のひとが本当に大きくって、153cmの私は、両の肘掛けに手をかけ、半分中腰で見ていました。疲れたー。まあ、映画には関係ないけどさ。

【エリザベス女王風】婚礼部

婚礼司会のお仕事です。
金曜日、あんな大変なとんぼ返りだったけど、土日もお仕事だけれど、意外に元気。よかった。

さて、今日、婚礼の司会にご指名下さった新郎新婦から、始まる前にリクエストをいただきました。
お客さまにお出しする、「車海老と舌平目のグラタン“エリザベス女王風」の解説を入れて下さい、ということ。

実は、このお料理、英国のエリザベス女王が来日され、そのホテルにご宿泊された際、海老がお好きな女王陛下の為に、当時の料理長、村上信夫ムッシュが考案された、非常に手のかかった一品なのです。

マネージャーと一緒に資料をひきつつ、ご紹介する文言をととのえ、いざ披露宴会場へ。

このお皿が運ばれてくる時、会場一杯にとてもとっても宵香りが漂いました。

うわー。すんごい。
このホテルの披露宴やレストランで供されるローストビーフがとても(見た目)ステキで、たべたーいと思っていたのですが、
この「エリザベス女王風」もかなりのインパクト、ありです。
解説と共にお召し上がりのゲストの皆さんからも感嘆の声があがりました。
調べてみると、ホテルのレストランでサービスされているそう。
よし、行こう!!
女王陛下のお気に入りのお皿を、頂いてみよう!
いつになるかわかりませんが、ココロに決めました。
お腹空いたー。

トンボ帰り!

ラジオを終えて、一路大阪へ。

テレビの収録です。

番組終わりに待っているはずのタクシーがこない!!!

品川27分だよ!!

まあ、いろいろラッキーが発生して、なんとか品川に到着。

よかった。

帰路の新幹線にて。

テレビのとラジオの消費カロリーの違いを実感。
テレビ、楽ね~(笑)

技術ももろもろ、ちがうから
どちらも、別種類の楽しさがあるんだけれどね。

さあ、明日明後日も厳しいスケジュール。
まあ、フリーランスにはありがたい話。

とにかくがんばりましょう!

 

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